野菜のひみつ
白菜の生まれ故郷
白菜のふるさとは中国で、英語では中国キャベツ(Chinese cabbage)といいます。
さてこの白菜、大昔から日本にあったわけではないようです。日本で白菜栽培が広まったのは、日清戦争(1894年-1895年)、日露戦争(1904年-1905年)の頃。戦地の中国に行った兵隊さんたちが現地で食べた白菜があまりにおいしかったので、白菜のタネをこっそりポケットにしまって、日本に持ち帰ったのが始まりといわれています。
白菜の仲間たち
(アブラナ科アブラナ属)
白菜の仲間はかぶ、小松菜、チンゲン菜、野沢菜などがありますよ。
それぞれの花は似ていますね。
おいしい白菜の選び方
- くきと葉にみずみずしさとツヤがあるもの。
- かたくしまっていて重いもの。
- 葉の巻きがしっかりしているもの。
- カットされている白菜の場合は、
切り口が盛り上がっていないもの。
白菜の黒い点は何?
ゴマ症といって、白菜が育っていく中でストレスを受けたときに黒い点が現れるようです。理由には栄養のとりすぎの時や、収穫時期が早すぎたり、遅れたりした時、狭い土地でたくさんの白菜を育てた時などいろいろです。これは人間でいうとシミやソバカスみたいなもので食べても害はありません。
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白菜の漬物の代表格。少なめの塩で短時間漬けたサラダ感覚の浅漬けから、多めの塩を使って、長期間重石をして漬けた酸味のある古漬けまで、漬け方はいろいろあります。
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朝鮮半島から伝わった漬物で、塩漬けした白菜と唐辛子やにんにく、しょうが、ねぎなどを合わせた薬念(ヤンニョム)を一緒に漬けこんで作ります。
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