

持続的農業の推進
農業機械を開発する「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構農業機械研究部門」と協議を行い、東海漬物が利益の一部を寄付することで農業機械の開発を支援することで合意しました。
研究の背景・目的
【背景】
- ・越冬ハクサイの頭部結束作業は、労働時間が長く、作業者の足腰への負担が大きい
- ・農業機械技術クラスター事業で、越冬ハクサイ頭部結束機を開発し、モニター販売を開始


【課題】
- ・広く普及させるためには、低コスト化が必要
- ・温室効果ガスの排出削減のために動力源の転換が必要
【目的】
- ・動力源にバッテリーを利用し、幅広い製品と共用(シェアリング)することで、環境負荷の低減と低コスト化を実現
成果の概要

- ・室内試験の結果、発電機を使用した場合と比較して、操作部の振動が1/10以下に軽減され、騒音を30dB(A)程度低減できることを確認
- ・ほ場試験の結果、1回の充電で約9時間、面積6aの作業が可能であることを確認
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・農業機械技術クラスター総会(2024年3月8日開催)において、プロトタイプを展示・公開し、プレスリリースにて周知
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/iam/161802.html
【次期の予定】
- ・バッテリーの着脱を容易にするため、バッテリー固定装置の改良試作を実施
- ・ほ場試験において、消費電力を調査する予定