東海漬物

純日本品質 東海漬物

こくうま

埼玉農場だより

白菜は、冬場だけではなく夏場にも涼しい地域で栽培されています。一年を通して皆さまの食卓にお届けしている「こくうま」は、常に新鮮な白菜を使用するため、夏場の白菜農場にもこだわっています。長野県南佐久郡南牧村にある長野農場は、八ヶ岳の麓に広がる標高850〜1,500mの広大な農地。千曲川の源流域にあり、澄みわたる空気と東京より10℃も低い冷涼な環境を活かして、「みずみずしさ」と「おいしさ」にあふれた白菜を栽培しています。

第一回取材日 5月16日 夏場の白菜は、目を離すことができません。

夏場に向かう白菜の栽培は、やがて来る梅雨や夏の豪雨・干ばつ、そして活性化する病害虫、さらに野生動物の食害など、厳しい条件との戦いです。毎年その時々の気象条件や病害などを予測して、それに適した品種の選択にはじまり、病気や害虫・動物から守るための対策など、まったく気を抜くことができない日々が続きます。

まだ肌寒い高原で、定植が始まりました。

昨年の秋口から土壌管理してきた畑に、温度や湿度を管理できるように被せられた銀色のシートに45cm間隔に穴があけられ、そこに種苗して30日ほど経過した白菜の苗が定植されていきます。この地域の年間平均気温は8℃前後、5月中旬とはいえ、高原に吹く風は、少し肌寒さを感じます。

鹿の食害を防ぐために、柵が設けられています。

定植された苗は、これから2ヶ月かけておいしい白菜に成長していきますが、定植が始まると、その苗を狙って山から野生の鹿たちが畑に入ってきます。それを防ぐために、広大な畑を取り囲むように防護柵が張られています。

葉がギッシリ詰まった「霜降り白菜」

若い三代目が大活躍、長野農場。

八ヶ岳を望む作付面積16haの広大な畑を父と共に管理する高見澤賢丈(タカミザワヨシタケ)さんは、この農場の三代目。祖父が開墾した畑を、父が発展・拡大し、さらに三代目の賢丈さんが近代化させています。零下30℃にもなる厳しい冬を超え、いよいよ多忙な夏白菜の季節が始まりました。
『この地域は、内陸性気候で昼夜の温度差が大きく、高原特有の霧がとてもおいしい白菜を育ててくれます。いろいろと苦労も多いのですが、自分が育てた白菜が、人気の「こくうま」になって全国の皆さんに食べていただけることに喜びを感じます!』と笑顔で語っていただきました。

2011年10月から2012年1月まで、苗の定植から収穫・出荷に至る「霜降り白菜」の栽培をレポートしてきました。おいしい「こくうまキムチ」をお届けするために、白菜づくりから考える私たちのこだわりがお伝えできましたでしょうか。次回は、夏場の白菜づくりのレポートをお届けする予定です。どうぞお楽しみに。

ページの先頭へ

(C )Tokai Pickling Co., Ltd. All rights reserved.