東海漬物

純日本品質 東海漬物

こくうま

埼玉農場だより

関東一の水系・利根川が作り上げた肥沃な土地に、やがて「こくうま」となる白菜のふるさと「埼玉農場」があります。70万u(東京ドームの15倍)の広大な畑を使って栽培されているのは、「霜降り白菜※」と呼ばれる種類。白菜の旬である冬に収穫され、特に実のしまりが良く、白菜中心部分の糖度は10度を越すものもあると言われています。

※「霜降り白菜」は、(有)茨城白菜栽培組合の商標です

土と語り合いながら、大切に育てています。

定植から1ヵ月、元気に成長しています。

今年は、10月が温暖で雨も適量に降ったため、農場の白菜たちはすくすくと成長しています。右の前回の取材時に撮影した白菜の写真と、下の今回撮影した白菜の写真を見比べると、その成長度合いが一目瞭然です。

10月5日に撮影した白菜

10月5日に撮影した白菜

11月4日に撮影した白菜

11月4日に撮影した白菜

「霜降り白菜」は、最終的に約85枚の葉をつけ、重さは3.5s前後まで成長しますが、いまその半分くらいまで育ったところです。このあと、赤城おろし(赤城山から吹き降ろす冷たい風)にさらされて糖度が高まり、キムチづくりに最適な白菜となってゆきます。

10年以上にわたって化学肥料を排除した畑。

この畑で育った白菜は、すべて「こくうまキムチ」になります。安全とおいしさを約束するための厳しいルールのひとつが、基本的に化学肥料を使わないこと。全ての畑に「霜降り白菜専用100%有機質肥料」を10年間以上も連用することで、土の健康が守られています。

埼玉農場の○○さん

埼玉農場の小暮さん

すべての畑に「土の処方箋」があります。

白菜栽培土壌診断・有機栽培による改良処方箋

白菜栽培土壌診断・
有機栽培による改良処方箋

毎年6月に、広大な農場の土壌を調査・分析して「土の処方箋」(土の健康診断)を作成。それぞれの状況に応じて施肥量を最適にし、農場の土を均質化することで、どの場所からも均質の白菜を収穫することが可能になっています。また、農薬についても厳しい基準を設け、きわめて低農薬の栽培を行うことで安全を守り抜いています。

白菜を狙うカラスと戦っています。

今年は虫の害も少なく、豊作の予想ですが、その白菜を狙ってカラスたちがやってきています。カラスは、白菜の上にのって葉をついばむため、結球し始めた白菜を鋭い爪でボロボロにしてしまいます。そこで、広大な白菜農場に釣り糸を張り巡らして、カラスから白菜を守る対策を実施しています。

白菜畑に張り巡らされた釣り糸

白菜畑に張り巡らされた釣り糸

今回の取材でお伝えしたように、今年の白菜は例年よりも恵まれた環境で育っており、味・形、共に申し分のない出来栄えが期待されます。また、ここで気を抜くことなく、農場の方々の絶えず行き届いたチェックの元で、収穫の時まで大切に育てられていくことになります。

次回は12月上旬、厳しい冷え込みの中で、霜降り白菜ならではの甘みと重量感を実現させるための、農家の皆さんの努力をお伝えする予定です。

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